ご協力のお願い
音声サンプルについて
本アクセント辞書は日本語の音声教育の情報インフラとして構築されました。用言の活用に伴うアクセント変化を広く網羅し,全ての活用に対して音声サンプルを用意しています。2012年8月現在,約42,300の活用,全てについて男女一名ずつの発声が提供されています。
話者はプロの声優です。アクセント核位置を明示した読み上げリストを使い,発声者,収録者共に注意を払って収録が行なわれました。殆どの発声は正しい位置にアクセント核が付与されているものの,中にはアクセント核が所望の場所に知覚されないサンプルも見つかっています(下記に例を示します)。また(半)自動で行なっている波形切り出しの誤りも見つかっています。なお男性話者の方に見られる傾向として,アクセント核を明確に示すために,無声化すべき「す」を有声化して読む傾向があります。不適切な発声に関しては今後再収録を予定しています。
あやしくない,おかしくなかった,たのしければ
これらのサンプルは授業では使いづらい,学習者に呈示したくないサンプルであると考えております。このようなサンプルを除外するには,全サンプルを聴取してバグ取りを行なう必要があります。
全部で約3,500 語あります(12活用パターン,2話者)。100単語分の発声を1セットとすれば,延べ 35名による聴取が必要になります。本プロジェクトではこの作業に対して,効率良く聴取・検査できる web システムを構築中です。そして,ボランタリーベースで協力していただける方を探しております。1単語1分と考えれば,2時間ほどの作業となります。
より質の高い日本語教育用情報インフラの構築を目指しております。ご協力いただける方は,こちらまでメールでの連絡をお待ちしております。
OJAD プロジェクト代表:峯松信明(東京大学)